宗家西川流 ひまわり会

西川流
ひまわり会とは

 沿革

 西川流心得




 西川流心得



 師範名取の心得
師範となられた方は、門弟を持ち、やがては名取を輩出することができます。
これはとても責任のある事ですので、今まで以上の研鑽が必要です。 
特に講習会は、御宗家から直接御指導頂ける好機ですので、必ず出席しましょう。名取を輩出するには直近二回の講習会に出席する事が条件になっています。又、三年間欠席が続きますと師範の資格を失うことになります。御注意下さい。御宗家主催の舞踊会や流儀の行事に、御自身が積極的に参加することは 勿論、ご門弟の方々をお連れになり、共に見識を深めることも重要です。


 名取の心得
藝道とは厳しいものです。舞踊の道を志すものにとって、絶対の自信を持てる 芸は存在しないはずです。日々の研鑽を忘れずに精進してください。舞踊を習 得する上で稽古に勝る方法はありません。師を敬い稽古に励むことこそ上達へ の一歩です。西川流の名取として、講習会はもとより、流儀の各行事や御宗家 主催の舞踊会に積極的に参加し、見聞を広め又、深めることも大切なことで  す。講習会・行事・舞踊会については、年四回発行される流報に掲載されます ので必ず御確認ください。


 舞台や稽古に関しての心得
@ 扇は特に大切なものです。粗末に扱わないようにしましょう。
A 稽古であっても、貴金属は身に付けずに臨みましょう。
B 所作舞台には上足袋を脱いで上がってください。
C 自分の使う小道具は事前に確認しましょう。
D 衣裳・小道具を汚したり痛めたりすることは自身の恥と心得ましょう。
E 扮装をして、物を食べるのは見苦しいものです。
F 開演時間を遅らせることのないよう、早めに準備する事を心掛けましょう。
G 扮装をしたら、静かにその役の性根を考え、心を落ち着けて出番を待ちまし
 ょう。
H 脇役の場合は、シテ役の引き立つよう万事控えめに演じましょう。
I 速舞の場合、相手を見ながら踊るのは、振りを覚えていないようで見苦しい
 ものです。又多人数で踊る場合は特に位置どりに注意しましょう。


 舞踊会を鑑賞する折の心得
@ 鑑賞に伺う折には、身なりを整えるように心がけましょう。
A 客席や会場内で他の方の舞台を批評するのは聞き苦しいものです。
B 出演者の楽屋を見舞う場合は、出番前の集中を妨げないよう、出番が済んで
 から伺うようにしましょう。


 伝統を重んじ、重要無形文化財保持者(人間国宝)であられる、当代御宗家の 一門であることを自覚し、流名を汚すことのないよう勉め、芸道に邁進してく ださいますようお願い申し上げます。

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